食品ラベルシールの素材の選び方【耐水・耐油・冷凍対応】
「食品ラベルシール、素材はどれを選べばいいんだろう」——いざシールを注文しようとすると、上質紙・合成紙・フィルムなど選択肢が多く、しかも商品によって耐水性や耐油性、冷凍対応の有無まで考える必要があり、迷ってしまう方は少なくありません。この記事では素材の種類一覧から、用途別の推奨素材、耐水・耐油・耐冷凍の違い、サーマル印字対応素材、価格感、オリジナル品(別注品)で素材を指定したい場合の考え方まで解説します。
⚠ 当店(オリジナルシール工房)の取り扱いについて
当店の規格品(既製の商品ラインナップ)は、すべて同一の素材(シート仕上げ)でのご提供となり、購入時に素材を選ぶことはできません。本記事で紹介する上質紙・合成紙・フィルム・耐水加工などから素材を指定したい場合は、すべてオリジナル品(別注品)としてのお見積もり対応となり、規格品とは価格が大きく異なります。以下は、別注品で素材を検討される方向けの一般的な解説としてお読みください。
この記事でわかること
素材の種類一覧(上質紙・合成紙・フィルム・耐水) / 用途別の推奨素材(惣菜・冷凍・生鮮など) / 耐水・耐油・耐冷凍の違いと選び方 / サーマル印字対応素材について / 素材別の価格感 / 当店でご用意できる素材
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素材の種類一覧(上質紙・合成紙・フィルム・耐水)
食品ラベルシールに使われる素材は、大きく分けると次の4タイプになります。
上質紙
一般的な紙素材のシール。発色が良く、印刷コストを抑えやすいのが特徴。表面にコーティングを施していないものは水や油に弱い
合成紙
ポリプロピレンなどを原料にした紙のような質感の素材。紙に比べて水や湿気に強く、破れにくいため、屋外や冷蔵環境でも使いやすい
フィルム
(PET・OPP等)
プラスチックフィルムをベースにした素材。透明・半透明タイプもあり、耐水性・耐油性に優れる。ツルツルした光沢のある質感が多い
耐水シール
上質紙・合成紙・フィルムのいずれかをベースに、表面へ耐水加工(コーティングやラミネート)を施した素材の総称。水滴や結露にさらされる商品向け
補足
「耐水シール」は独立した素材の種類というより、上記のベース素材に耐水加工を加えたものと理解しておくと選びやすくなります。
用途別の推奨素材(惣菜・冷凍・生鮮など)
商品の特性に合わせて素材を選ぶと、表示の見やすさとシールの持ちの両方を確保しやすくなります。
惣菜
(揚げ物・煮物など)
油じみで文字がにじみにくい、耐油性のある合成紙やフィルム系がおすすめ
冷凍食品
低温下でも粘着剤が硬化せず剥がれにくい、冷凍対応タイプの合成紙・フィルムを選ぶ
精肉・鮮魚などの生鮮食品
ドリップ(水分・血液)や結露にさらされやすいため、耐水性・耐油性の高い合成紙やフィルムが向いている
焼き菓子・乾物など
水分の少ない商品
上質紙でも十分に対応できることが多く、コストを抑えたい場合に選択肢になる
贈答用の化粧箱など
見た目重視の商品
発色や質感を重視する場合は上質紙、耐久性を重視する場合は合成紙が候補になる
耐水・耐油・耐冷凍の違いと選び方
似たような言葉に見えても、それぞれ対応している劣化の原因が異なります。
耐水性
水滴・結露・水濡れによって、文字がにじんだりシールが浮いたりするのを防ぐ性質。冷蔵ケースや氷を使う陳列で重要
耐油性
揚げ物などの油分がシール表面ににじみ、印字が読めなくなるのを防ぐ性質。惣菜・弁当まわりで重要
耐冷凍性
低温環境で粘着剤が硬化し、シールが浮いたり剥がれたりするのを防ぐ性質。冷凍食品の包材で重要
⚠ 万能な素材はありません
すべての性質を兼ね備えた万能な素材があるわけではなく、それぞれの性質は素材そのものの特性と、粘着剤・コーティングの組み合わせによって決まります。商品がどの環境(冷蔵・冷凍・常温)でどのくらいの期間陳列されるかを踏まえて、必要な性質を優先順位づけして選ぶことが大切です。
サーマル印字対応素材について
日々の商品ごとに消費期限や価格を印字する場合、感熱式(サーマル)プリンターに対応した素材を選ぶと、その場での発行がスムーズになります。
感熱紙の仕組み
熱を加えることで発色する専用のコーティングが施された紙で、インクやトナーを使わずに印字できる
メリット
印字がスピーディーで、日付や価格など変動する情報をその都度出力しやすい
耐水・耐油タイプの感熱紙
感熱紙にも表面加工によって耐水性・耐油性を高めたタイプがあり、惣菜店や鮮魚店など水分・油分の多い現場でも使われている
⚠ 直射日光・高温での退色に注意
感熱紙は直射日光や高温にさらされると徐々に退色していく性質があるため、長期保存や屋外掲示にはあまり向きません。日々の運用でハンディプリンターやラベルプリンターを使う場合は、そのプリンターが対応している用紙サイズ・素材をあらかじめ確認しておきましょう。
素材別の価格感
素材ごとの価格は加工内容やサイズ、注文数量によって変動しますが、一般的な傾向としては次のような関係になりやすいです。
合成紙
上質紙より耐久性・耐水性が高い分、上質紙よりコストは上がりやすい
フィルム・耐水加工タイプ
素材や加工の工程が増える分、素材の中では価格が高めになりやすい
選び方のポイント
「とにかく安く」ではなく、シールが実際に使われる環境(冷蔵・冷凍・常温、屋内・屋外など)を踏まえて、必要な性能とコストのバランスで選ぶことが失敗しにくいポイントです。
当店でご用意できる素材
オリジナルシール工房の規格品は、素材・仕上げともに1種類(シート仕上げ)のみのご提供となり、購入時に上質紙・合成紙・フィルム・耐水加工などから選ぶことはできません。惣菜・冷凍食品・生鮮食品など、商品の特性に合わせて素材を変更したい場合は、すべてオリジナル品(別注品)としてのお見積もり対応となります。
規格品をお探しの方
規格品(シート仕上げ・単一素材)は、そのままご注文いただけます。素材の変更(耐水・耐油・冷凍対応など)をご希望の場合は、別注品としてのお見積もりが必要です。
規格品はそのまま注文へ、
別注はお見積もりのご相談を
規格品(シート仕上げ・単一素材)はそのままご注文いただけます。素材を変更したい場合は、別注品としてお見積もりからご相談ください。
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まとめ
食品ラベルシールの素材は、上質紙・合成紙・フィルムという3つのベース素材と、そこに施される耐水・耐油加工の組み合わせで選ぶのが基本です。惣菜には耐油性、冷凍食品には耐冷凍性、生鮮食品には耐水・耐油性というように、商品の特性に合わせて必要な性能を整理してから選ぶと失敗しにくくなります。
日々の運用でサーマル印字を使う場合は、対応素材かどうかもあわせて確認しておきましょう。なお、当店の規格品は単一素材(シート仕上げ)でのご提供のため、本記事で紹介した素材の使い分けは、別注品をご検討の際の参考としてご活用ください。
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最終更新:2026年9月 本記事は食品ラベルシールの素材選びに関する一般的な情報提供を目的としています。実際の素材選定は、商品の特性や保管環境に応じて個別にご検討ください。