パンの食品表示ラベル、書き方と記載例まとめ【パン屋向け】

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「食パンと惣菜パン、期限の書き方は同じでいいの?」——パン屋さんからよく寄せられる疑問です。パンは種類によって水分量や具材が大きく異なり、消費期限と賞味期限の使い分けを間違えると表示違反になる可能性があります。この記事ではパンに必要な表示項目、くるみ・ナッツ系のアレルゲン注意点、製造所固有記号の使い方まで実例つきで解説します。

この記事でわかること
パンに必要な表示項目一覧 / 食パン・惣菜パン・菓子パンの期限の使い分け / くるみパン・ナッツ系のアレルゲン注意点 / 種類別の記載例 / 製造所固有記号の考え方 / おすすめシールの選び方
関連記事 加工食品の一括表示の 書き方・記載項目を全解説 関連記事 アレルゲン表示の義務と書き方【2025年くるみ完全義務化対応】

SECTION 01

パンに必要な表示項目まとめ

店内で製造・包装して販売するパンは加工食品として扱われ、一括表示のルールに沿って以下の項目を記載する必要があります。

名称
「食パン」「クリームパン」など
原材料名
使用量の多い順。添加物は別区分で記載
アレルゲン
小麦は必須表示。卵・乳成分・くるみ等も使用時は必須
内容量
「1斤」「1個」など
消費期限または賞味期限
パンの種類によって使い分け
保存方法
「直射日光・高温多湿を避けて保存」等
製造者
店舗名・住所、または製造所固有記号
補足
一括表示の基本ルールをまだ確認していない場合は、先に加工食品の一括表示ルール(関連記事)を読んでおくと全体像がつかみやすくなります。

SECTION 02

消費期限(食パン・惣菜パン・菓子パン別)

パンは水分量や具材の有無によって傷みやすさが大きく変わるため、種類ごとに期限の考え方を分けるのが基本です。

食パン(無添加・具材なし)賞味期限
2〜3日程度。水分が少なく比較的傷みにくい
惣菜パン(卵・ハム・マヨネーズ等)消費期限
当日〜翌日。具材が傷みやすく安全性重視のため
菓子パン(クリーム・カスタード等)消費期限が多い
当日〜翌日。水分・糖分を含む具材が傷みやすいため
⚠ 「菓子パンだから賞味期限」は誤りです
思い込みで決めず、具材の水分量や保存温度をもとに個別に判断しましょう。消費期限と賞味期限の違いは関連記事で詳しく解説しています。

SECTION 03

くるみパン・ナッツ系のアレルゲン注意点

2025年よりくるみが特定原材料(義務表示)に追加されたことで、くるみパンや、くるみを含む可能性のある焼き菓子系パンの表示は特に注意が必要です。

直接使用の場合
くるみを直接使用する場合は「くるみを含む」を必ず表示
コンタミネーション
同じ厨房でくるみを扱う場合、他のパンへの微量混入にも注意
推奨表示品目
アーモンド・カシューナッツなどは推奨表示(義務ではないが記載が望ましい)
原材料票の管理
ナッツ系トッピングは変更が多いため、原材料票を都度更新する仕組みを作る
補足
アレルゲン表示のルール全体は関連記事「アレルゲン表示の義務と書き方【2025年くるみ完全義務化対応】」で詳しくまとめています。

SECTION 04

食パン・惣菜パン・菓子パンの記載例

食パンの記載例

一括表示 記載例
名称 食パン
原材料名 小麦粉、砂糖、パン酵母、食塩、ショートニング/乳化剤
アレルゲン 小麦・乳成分を含む
内容量 1斤
賞味期限 2026.8.1
保存方法 直射日光・高温多湿を避けて保存
製造者 〇〇ベーカリー(住所)

惣菜パン(ハムマヨパン)の記載例

一括表示 記載例
名称 ハムマヨパン
原材料名 小麦粉、ハム(豚肉)、マヨネーズ(卵)、砂糖、パン酵母、食塩
アレルゲン 小麦・卵・豚肉を含む
内容量 1個
消費期限 2026.7.30
保存方法 10℃以下で保存
製造者 〇〇ベーカリー(住所)

菓子パン(くるみクリームパン)の記載例

一括表示 記載例
名称 くるみクリームパン
原材料名 小麦粉、カスタードクリーム(卵、乳成分、砂糖)、くるみ、砂糖、パン酵母
アレルゲン 小麦・卵・乳成分・くるみを含む
内容量 1個
消費期限 2026.7.30
保存方法 直射日光・高温多湿を避けて保存
製造者 〇〇ベーカリー(住所)

SECTION 05

製造所固有記号の使い方

本来、表示には製造者の氏名(法人名)と住所を記載しますが、同一製品を複数の工場で製造している場合など一定の条件を満たすと「製造所固有記号」を代わりに使うことができます。

届出が必要
あらかじめ消費者庁に届出を行い、固有記号の交付を受ける必要がある
単一工場の場合
個人商店で単一の工場のみの場合は住所表記が原則、固有記号は使えないケースが多い
対象ケース
複数店舗・OEM製造がある場合に検討する制度と理解しておく
⚠ 適用条件は個別ケースで異なります
制度の利用を検討する場合は消費者庁の資料や専門家に必ず確認してください。

SECTION 06

おすすめシールの選び方

パンは焼きたてで湯気(水分)が出やすく、油分を含む具材もあるため、貼るタイミングと素材選びがポイントです。

  1. 1
    粗熱をとってから貼る 焼きたてに貼ると水滴でシールが剥がれやすくなります。
  2. 2
    惣菜パンは耐油タイプを選ぶ 油が染み出しやすいパンには耐油素材のシールがおすすめです。
  3. 3
    視認性の高いサイズを選ぶ ロゴや店名を入れる場合は、文字が読みやすいサイズを選びましょう。
  4. 4
    ロール型で作業効率アップ 毎朝多品種を扱う場合は、ロール型のラベルで貼り付け作業を効率化できます。
表示ルールが決まったら
消費期限・原材料表示の内容が固まったら、食品ラベルシールに印刷するだけ。オリジナルシール工房ではパン向けの食品ラベル用シールを小ロットから作成できます。

SECTION 07

よくある表示ミス5選

  • 菓子パンに一律で賞味期限を使っている
    クリーム・カスタード系は水分が多く傷みやすいため、消費期限が適切なケースが多くあります。
  • くるみのコンタミネーションを見落としている
    くるみを直接使わなくても、同じ厨房で扱っていれば微量混入の注意が必要な場合があります。
  • 製造所固有記号を条件を満たさず使用
    届出をしていない、または複数工場でない場合は使用できません。住所表記が原則です。
  • 期限を感覚だけで決めている
    「焼きたてだから2日は大丈夫」ではなく、保存条件に基づいた根拠が必要です。
  • アレルゲン表示が推奨品目まで抜けている
    アーモンド等の推奨表示品目は義務ではありませんが、記載しておくと安心です。

表示ルールが決まったら、
シールにして貼るだけ

消費期限・原材料表示の内容が決まれば、あとは食品ラベルシールに印刷して貼るだけ。オリジナルシール工房ではパン向けの食品ラベル用シールを小ロットから作成できます。

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SUMMARY

まとめ

パンは加工食品として一括表示のルールが適用され、名称・原材料名・アレルゲン・内容量・消費期限または賞味期限・保存方法・製造者の記載が必要です。食パンは賞味期限、惣菜パン・菓子パンは消費期限が基本の使い分けです。

くるみは2025年より義務表示となったため、直接使用だけでなくコンタミネーションにも注意しましょう。製造所固有記号は届出が必要な制度のため、利用を検討する場合は事前確認が必須です。

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